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西洋医学と高麗人参

高麗人参の多様で不思議な薬効は、西洋医学の分野からは理解されがたいものでしたが、高麗人参に対する科学的な研究が進み、臨床的にも、高麗人参の薬効が客観的に確かに存在するということが認知されるにつれ、西洋医学による療法に加え、高麗人参を併用することが徐々に実践されてきています。

こんにちまでに認められた高麗人参の薬理作用は、2,000年前に著された『神農本草経』に示された「参」の薬効に関する記述と、ほぼ一致しています。

高麗人参の薬効は、人の心身を複合的、統合的に調整し、正常化する作用があります。
これは、人参サポニン「ジンセノサイド」の科学的な研究が進んで、その薬理効果が科学的に証明されてなお、西洋医学の論理からは改めて信じがたいものとされています。

しかるに、自然科学の基本的な立場とは、「ものごとを客観的に捉える」というものであり、子の薬理効果が化学の手法によって明らかになった以上、西洋薬の効果を補うものとして、高麗人参は積極的に用いられるべきという考えは、徐々に広まりつつあります。

西洋医学は、もともとは軍事医学とも言え、心身を多少損なおうとも、重大な症状をより迅速に緩和ないし解消して、「生命維持」を最大の眼目とするものです。
一言で言えば、「眼前の症状を直接的に取り除く」という意識で治療が行なわれるのです。
「対症療法」は西洋医学の特性を端的に表した言葉と言えます。

そうなると、いきおい、「症状の根本原因を解消する」という考え方とは離れがちであり、具体的には、一生薬が手放せず、副作用に苦しみつづけるといった”弊害”も生じてきます。

それに対し、たとえばは免疫機能の低下が原因、高血圧は血液と欠陥の老化が原因など、その原因に着目して治療を行なうのが東洋医学です。

その中で高麗人参は、副作用もないひじょうに優れた”医薬”として認められ、健康のために不都合な身体の状態を、服用するだけで勝手に修復、調整してくれる働きがあるのですから、いわゆる「薬に頼らない治療」の”主役”として活躍してくれるわけです。
ただし、高麗人参は自然の植物ですから、「即効性」はありません。

いっぽう、即効性のある薬や外科手術などは、西洋医学のほうが優れています。
こうした両者の長所、短所をうまく使い分けながら行なう医療こそ、これからの医療の姿ではないでしょうか。