○煎じ方(アイテム)
基本的には高麗人参は家にあるもので煎じることが出来ます。 もっとも理想的なのは、土瓶を用意することですが、アルミやステンレスの鍋でも代用可能です。
土瓶は熱の加わり方が穏やかなうえに、気密性がよく揮発性も高いのでオススメです。 鉄や銅などは金属が溶け出して鍋がいたんでしまうので避けたほうが良いでしょう。
街の漢方屋さんに行ってみると、専用のガラス製煎じ器が売っているので、それを購入するのも一つの手段かもしれません。
○煎じ方(用量)
一般的に健康増進のための補養剤としては乾燥した紅参を入手しておく必要があります。
この他に、ナツメやしょうがなどの薬剤を用意して一リットルくらいの水で一時間程度煎じます。 水の量が少なすぎると、有効成分が十分に液に溶けださない場合もあるので注意しましょう。
また、この際に泡を吹く場合もありますが、それは有効成分のサポニンなので問題ありません。 以上の手順通りに、ゆっくりと煎じれば完成です。
○煎じ方(ワンポイントアドバイス)
抽出液は薄くなりますが、一度煎じた紅参を二~三回くらいなら使いまわしてもOKです。 保存しておく場合は、飲むときに少し温めるのがベスト。
上記の分量で煎じた場合には、一回あたり300ミリリットル以下で一日に二回から四回にわけて摂取します。 病気の快復などを考えている場合は、やや多めに飲んでみても良いでしょう。
○自分で煎じるデメリット・・・
高麗人参は本来は、継続的に長期間服用することで効果を発揮する生薬です。
即効性を期待するよりも、長いスパンで体質の改善をはかり、病気を治したり予防したりすることが目的。 そのため、”毎日続ける”ということが最大のポイントになります。
その点を考慮すると、自分で煎じるというのは多少無理があるかもしれません。 時間が余っている方ならともかく、仕事や家事の合間に毎日一時間煎じ続けるのは大変です。 では、どうすれば「毎日、高麗人参茶を飲む」ことが出来るのでしょうか?