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高麗人参の薬効成分

高麗人参の薬効成分は、各種の糖類、アミノ酸、ミネラルなどのほかに、特筆すべきものとして「ジンセノサイド」があります。

ジンセノサイドはサポニンの一種です。
サポニンは、大豆サポニンなどありふれた野菜などにも含まれる植物成分ですが、高麗人参のサポニンの特長は、副作用がないという点にあります。

この「人参サポニン」については、1840年代からアメリカやロシアにおいて、科学的な研究が始まりました。
20世紀に入ると、日本人の研究者らがサポニン、プロサポニンなどを次々に抽出し、のちにはこれらの化学構造も明らかになります。

こんにちに至っては、もっともサポニンを多く含む「紅参」からは、じつに30種類以上もの人参サポニン(ジンセノサイド群)が発見されています。

人参サポニンは3つの系統(ジオール系、トリオール系、Ro系)に分類されますが、それぞれに正反対の働きを持つサポニンが、高麗人参の中に共存しているという、ひじょうに興味深い面を持っています。
例えば、ジオール系は中枢神経に抑制的に作用しますが、トリオール系は中枢神経を興奮させる働きをします。

「面白がっている場合じゃない!期待する作用と正反対の働きをしたらむしろ害があるじゃないか!」と思うのは、まったくの早合点です。
じつは、高麗人参の薬効の特徴として、「服用した人の身体の状況に合わせ、より正常化する方向に都合よく効果を現す」という、西洋薬にはけっして見られない、優れた面があるのです。

たとえば、高血圧の人が高麗人参を服用すると血圧が下がり、逆に低血圧の人が摂取すると血圧が上がるという報告があります。
なんだかにわかには信じられない話ですが、自然が生んだ”秘薬”である高麗人参には、どんなに医学が進歩しても、人智では及びもつかない不思議なパワーが秘められているのでしょう。

結果として、高麗人参を服用することで、心機能などを含めた血行の調整が正常に行なわれるようになり、恒常性維持作用により健康状態が安定します。
また、高麗人参には心身の抵抗性の向上作用があり、抗疲労、抗ストレス、そして免疫機能の向上といった薬効が認められています。

また、こちらのサイトに高麗人参の特有成分について、詳しく解説されているページがありました。是非ご覧になってみてください。