高麗人参は万能薬として知られている素晴らしい素材ですが、 その数多くの薬効を分りやすく簡潔にまとめた「人参七効説」というものがあります。 ここでは、その7つの効能をご紹介いたします。 ・補気救脱(ほききゅうだつ) 元気や精気を補います。体力を増進します。 病気などで体力がない時などにも効果を発揮します。 ・益血復脈(えきけつふくみゃく) 血液の生成を助けます。 血液を作ることで肺などの臓器の機能をサポートし、新陳代謝の改善に役立ちます。 身体のめぐりを良くし、身体を良いサイクルに導きます。 ・養心安神(ようじんあんしん) 精神を安らかに安定させます。 不安を解消し、ストレスを緩和することで、自律神経失調症やノイローゼなど精神的な不調の改善に役立ちます。 また、ストレスを緩和することで免疫力が低下することを防ぐのにも役立ちます。 ・生津止渇(せいしんしかつ) 肺・胃・脾臓の働きをサポートし、機能の低下を改善します。 身体の働きを増進し、必要な体液の生成を増進することで肌の乾燥や喉の渇きなど、渇症の改善に役立ちます。 糖尿病改善にも効果的です。 ・補肺定喘(ほはいていぜん) 肺や脾臓の働きをサポートします。 呼吸を安定させることで、呼吸器系疾患の改善に役立ちます。 喘息、結核、咳などの改善に効果的です。 ・健脾止瀉(けんぴししゃ) 胃腸を健やかにし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、下痢や便秘の改善に役立ちます。 食欲不振にも効果的です。 ・托毒合瘡(たくどくがっそう) 体内の毒素除去に役立ちます。 傷や皮膚炎、化膿や肌荒れなどの治癒を促進します。 毒素除去により代謝の改善にも役立ちます。 以上が人参七効説の説明になります。 非常に簡潔なまとめですが、これを見ただけでも全身の様々な機能をサポートし正しく調整して、 根本的な健康・美容・アンチエイジングに役立つことが分かるかと思います。 これらは高麗紅参を使用した臨床実験でも確認されています。 また、高麗紅参の薬効が高く評価されているポイントとして「恒常性維持作用」というものがあります。 例えば、血圧を例に挙げてみると、血圧が低い人に対してただ単に血圧を上げるように働きかけるわけではなく、適正な血圧に調整するという働きを示します。 逆に血圧が高いという悩みを持つ人に対しても、ただ血圧を下げるわけではなく、同じく適正な血圧を維持するように調整作用を示すのです。 こういった調整作用を持つ素材というのは大変貴重で、紅参の持つ40種類以上のジンセノサイドがこの作用に役立っています。 40種類以上もあるジンセノサイドにはそれぞれに異なる効能があり、真逆の作用を持つジンセノサイドが共に含まれています。 これらがそれぞれ働きかけることで、適正に調整することが可能になっています。 まさに神秘の万能薬という異名に相応しい成分が含まれているのです。